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偉大な親父へやんちゃ息子からの回答???

Jakob最近ボブ・ディランのニュー・アルバム『「モダン・タイムズ」』が30年ぶりにビルボードのアルバム・チャート一位を獲得したことが話題になりましたね。ヒット曲こそ出せないものの精力的にライヴ活動をこなす未だ根強い人気を誇るカリスマ・アーティストですね。そのボブ・ディランの息子ジェイコブ・ディラン率いるのがウォールフラワーズというバンドです。日本ではメジャーな存在とは言えませんが、アメリカでは96年リリースの『ブリンギング・ダウン・ザ・ホース』が400万枚を超えるヒットとなり、一躍スーパーグループの仲間入りを果たしました。親父さんとも関係の深いTボーン・バーネットがプロデュースしているのですが、こういったサウンドが大好きで、当時聴きまくりました。『ゴジラ』のサントラでボウイの「ヒーローズ」、『アイ・アム・サム』のサントラ(映画もサントラも最高!)でビートルズの「アイム・ルッキング・スルー・ユー」をそれぞれカヴァーしていたりもするので、日本ではそちらの方が有名なのかもしれません。親父さん譲り(?)の端正なルックスで個性的なハスキー・ボイスを聴かせてくれるジェイコブですが、噂では少々ひねくれ者のマスコミ嫌いとか・・・

WallflowersTV用に企画されたスペシャル・ライヴで、なんとキャロル・キングが、しかもギター片手に客演しているのがちょっと驚きです。スライドを効果的に使った憂いのある曲調が印象的でタイトルも「6th Avenue Heartache」とロマンティックな響きです。

「6thAvenueHeartache.mp3」をダウンロード

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ジョージア・サテライツへ同郷の後輩からの回答???

Bc前回のジョージア・サテライツの記事に正統派ロックンロール・バンドが壊滅的になってしまったのは寂しいかぎりと書いたばかりですが、「ちょっと待てよ! 俺たちを忘れてねえだろうな?」と言わんばかりに活動停止を打ち破り復活したブラック・クロウズ。90年のデビュー・アルバム『Shake Your Money Maker』が300万枚を売り上げ一躍ロック・バンドのトップの座に躍り出ました。ハードなサウンドはヘヴィ・メタル・ファンにまで受け入れられていましたが、オーティス・レディングのカヴァー「Hard To Handle」を取り上げたり、ゴスペルチックな黒人女性コーラスをフィーチャーしたりで単なるハードロックとは一線を画す大物感を既に醸し出していました。ヴォーカルのクリス・ロビンソンはスティーヴ・マリオットとロッド・スチュアートを足して二で割ったような声だし、弟リッチ・ロビンソンはストーンズに加入した時の若かりしミック・テイラーのような美少年な風貌でキース・リチャーズばりのオープン・チューニングで歯切れ良いカッティングを聴かせるし、2000年にはジミー・ペイジとのコラボレーション・ツアーを行ったりで、まさに王道ロックンロール・バンドとして活動を続けてきました。またライヴの際、会場での録音を許可してしまうあたりは偉大なライヴ・バンド、グレイトフル・デッドのアティテュードを継承しているバンドとも言えそうです。

Richjpg同郷の先輩ジョージア・サテライツと大きく違うのはそのグルーヴ感です。サテライツは比較的ストレートなグルーヴなのに対し、ブラック・クロウズは粘っこいグルーヴ感を一貫して生み出し続けている。今や本家ストーンズでも出せないグルーヴ感を持っているのがブラック・クロウズだと言っても過言ではないと思います。いや、もしかしたらストーンズが南部のサウンドに憧れて「Beggars Banquet」から「Exile on Main street」あたりにかけて必死で習得していったグルーヴ感を、ジョージア州アトランタ出身のブラック・クロウズは生まれながらに持っているだけなのかもしれませんね。

過去レコードやライヴでストーンズ、ビートルズ、ディラン、ザ・バンドらのカヴァー曲も披露しているバンドですが、このトラフィックの名曲のカヴァー「Feelin' Alright」は黒っぽいグルーヴにリッチ・ロビンソンのスライド・ギターが絡む、彼らの本領が発揮された94年のTV出演の際のスタジオ・ライヴです。
「feelin_alright.mp3」をダウンロード

Byyoursideついでにオープニングから「こいつはストーンズより転がってる!」とさえ感じてしまった隠れた名盤『By Your Side』に収録の「Kickin' My Heart Around」はこちらでチェック!
http://youtube.com/watch?v=wODT4RENdAY

オフィシャルHPではBlack Crowes Radio on lineでいろんな音源が聴けます
http://www.blackcrowes.com/

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