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2006年のストーンズ その2

日本公演2日目の「Worried About You」、「Ain't Too Proud To Peg」、「Midnight Rambler」という流れにはしびれました。「Worried About You」は3年前の武道館の時も相当興奮しましたが、この日もエレピの前にミックが座った時は「おー、演るのか?」と盛り上がってしまいました。一緒に観ていた米屋の放蕩息子とは、無駄にギターが入らない曲のほうが良いということで見解が一致したんですが、「Worried About You」、「Ain't Too Proud To Peg」はまさにそんな形の曲で、「Midnight Rambler」はキースがさぼれない曲だから、聴き応えがある。

さて、その米屋の放蕩息子とは学生時代良くレコード・ハンティングに一緒に出かけた仲で、当時はディスクユニオンがストーンズの中古レコードを集中的に売り出すストーンズ・キャンペーンを頻繁にやっていた。開店と同時に10〜20人くらいが血眼になってレコードを漁る様は、アキバのアイドルのイベントに群がるファンのそれと同じで、客観的に見たらさぞかし気持ち悪かったことだろうな〜。

elmocamboある日、渋谷店のキャンペーンに行った時のこと、確かその日は店での出物はあまりなかったのですが、客のひとりとして来ていた人が、『El Mocambo』というブートを何故かその時2枚持っていた。『Love You Live』用に行われた77年El Mocamboでのクラブ・ギグをオフィシャルより長めに収録した内容で、僕と放蕩息子はその人の好意により(?) その2枚をそれぞれ買って帰ったのです。当時はかなり貴重な盤で、店でお目にかかることなどもほとんどなかったので、二人とも大喜びで帰ったのですが、その『El Mocambo』のオープニングに収録されているのが「Worried About You」なんです。『Tatoo You』に収録されたこの曲はもともと『Black & Blue』のセッションで既に演奏されていたので、それをテスト的に演奏したのでしょうが、77年当時は未発表曲だったわけで、ファンにとってはポカ〜ンという感じだったのかもしれませんね。そんなことでEl Mocamboでの「Worried About You」です。
ジャケがまたカッコいいんですわー!
「01_worried_about_you.mp3」をダウンロード

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2006年のストーンズ

22日初日のドーム公演を観た感想は、良い意味で期待を裏切られたという感じ。

89年以降のライヴは、それ以前のライヴに比べ明らかに個々のテクニックだったりが衰えているのは間違いない。キースやロニーのギターははっきり言って味などと言ってごまかせないほどヒドイと思えることもしょっちゅう。2003年のライヴなんて「ポーズいいからギター弾けよ」とか「イントロだけ決めて、後さぼってんじゃん」、「ギタリスト二人もいてバック・メンバーにさらにアコギ弾かせんのかよ」と僕にとっては二人のギタリストへの不満がつのるライヴだった。

そんなわけで大きな期待を持たず臨んだ初日。一階のスタンド席だったこともあり、テクニック面など細かい部分は二の次で、ライティングやスクリーン映像の効果や音響なども含めてマクロ的にライヴを観ることができた。そうするとやっぱりスゲエんですわ、このおっさんたち。世界中でスタジアムをいっぱいにし、オールド・ファンも若い世代をも惹きつける魅力というのをあらためて感じさせられました。

でもこれは収録されたものをTVやDVDで観たり、音だけをCDで聴いても伝わってこない、まさにライヴ感覚のものなんですよね。さいたまアリーナに行こうか、悩むところです。

2006年のイベントでは、WBC、ストーンズと期待以上に良い思いをしたので、ジーコ・ジャパンにも期待したいものである。いや、期待をしてはいけないのか・・・

「18_have_you_seen_your_mother_baby_standing_in_the_shadow.mp3」をダウンロード
ずいぶんと好評だった「As Tears Go By」。60年代の曲だったらがこれが聴いてみたいかな。93年ミックのソロ・ライヴから「Have You Seen Your Mother Baby, Standing In The Shadow? 」

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ストーンズ チケット狂想曲 その2

GS僕の救世主、米屋の放蕩息子からストーンズのチケットを今日受け取った。その時に彼のゲットしたゴールデンサークルなるチケットを携帯のカメラでパチリさせてもらった。ストーンズが来日したニュースがワイドショーなどで放映され、盛り上がりきれなかった気持ちも少しだけ高まってきた。まあストーンズとの付き合いも四半世紀になることだし、こうなりゃ奴らがくたばるのを見届けるしかありませんね。ってオレのほうが先だったりして・・・ 
「ストーンズさん、あんたらがロックしなきゃ、ほかの誰かさんがロックしてくれんだぜ」
ってなわけで75年のバッファロー公演から「If You Can't Rock Me〜Get Off Of My Cloud」を。
「03_if_you_cant_rock_me___get_off_my_cloud.mp3」をダウンロード
このメドレーって76年のヨーロッパ・ツアーよりも若干長めに演奏されてるの、初めて気づきました。

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ジーコ・ジャパン こんな布陣でどうだ !?

久々にサッカーの話です。

昨日のヨーロッパ遠征、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に帯同したメンバーがどうやらワールドカップでの23人に限りなく近い存在となったようですね。いくらファンが「サントスがダメ」だとか「長谷部を代表に呼べ」などと言っても、ジーコの耳に届かないのは当たり前のことで、言うだけ空しくなるのが明らかなので、フォーメーションやプレイヤーの人選について言及するのは極力避けてきたのですが、やっぱり自分なりにいろいろ考えてしまうものです。メンバーがほぼ決まった現時点で、あえてこんな布陣はどうだ? というのを書いてみました。現実的に考えるとそれで守備は大丈夫? という感じのかなり攻撃的な布陣です。というのも日本のフットボールが今の段階でバランスだけを重視したり、小さく縮こまって欲しくない。より攻撃的で見ていて楽しい日本独自のフットボールを将来に向けて作っていって欲しいからです。

フォーメーションに関して日本にはトルシエ時代から馴染んできた3-5-2が合っているという意見もありますが、以下の2点により4バックの方が良いと考えます。

●4バックのほうが中盤がフレキシブルになり、よりヴァリエーションに富んだ面白いフットボールになる
●予選の対戦相手、オーストラリア、クロアチアがサイドからクロスをあげる攻撃を得意としてそうなので、3バックでは対応が難しくなる

4-4-2b
ディフェンス
まずはオーソドックスな4-4-2のディフェンス・ラインですが、高さがありフィジカルに強い松田を中沢と組ませ、左には突破力を期待してヴェルディからレッズに移籍した相馬(レッズでのサントスと相馬の左サイド争いもなかなか楽しみなのですが)。右はコンフェデレーションズ・カップ同様の活躍を期待して加地。

ミッド・フィルダー
彼が作り出す小気味のいいリズムが好きなので中盤の中心は小野です。長い距離のランニングや運動量、ボールコントロールに長けている長谷部が小野と組んでセントラルに。昨日のボスニア戦でもあまり流れに乗れてるとは言えないながら正確なコーナーキック、クロスで2アシストを決めた中村俊輔はトップ下よりもスペースのあるサイドから質の良いボールを供給させたほうが効果的だと考えて右サイドに。左サイドにはフランスでノリの乗っている松井大輔。それにしてもなんで昨日使われなかったんだろう??? サイド二人はキープ力もありタメが作れるし、張りっぱなしではなく中に入ってゲームメイクするセンスも持ち合わせている。昨年怪我で本調子になかった玉田のスピードも捨てがたいので、トップではなく左ウイング的なポジションで見てみたい。ずっと代表には呼ばれてませんが、ドリブルでの突破力があり、速さも持ち合わせた永井の右サイドも一度試して欲しいところです。

フォワード
ここまで調子が戻ってくれば、久保中心でいくのがベストでしょう。となるとパートナーは誰かということで考えていくと、ボールの受け方、飛び出しのタイミング、スペースの作り方が上手い柳沢が浮上。誰もが言うようにもう少し貪欲にゴールを狙い、シュートが上手ければ良いのですが、ゴールゲッターとしての資質ではなく、チャンスメーカーとしての能力を買ってみました。アメリカ戦やボスニア戦の時のように久保が孤立してしまって能力が発揮できていない時は、もう少しアクションのある大黒や、速いドリブルとテクニックを持っている大久保を交えたヴァリエーションを考えていくのが良さそうです。屈強なディフェンダーに久保の高さやフィジカルが通用しない時は、速さと俊敏性で勝負して欲しいところです。

4-3-3b
次に4-3-3-ですが、これは今、旬(?)なバルセロナ的なフォーメーションで、ディフェンス・ラインは同じと考えて良いのですが、ミッドフィルダーの一番下がり気味の稲本はとにかく相手の攻撃の芽を摘むディフェンス専門です。そういう意味では今野のほうが適任かもしれません。福西ではスピード不足とボールコントロールの能力で落選。ボスニア戦もちょっと危なっかしいプレーがあり、危険なエリアでボールを取られそうでいつもハラハラです。その上に位置する小野と長谷部はゲームメイクとセカンド・ストライカーの役割を担います。右に中村、左に松井は4-4-2と同様ですが、もっと高い位置のウイング的なポジションになり、トップは久保のワントップです。基本的に日本人のフォワードではワントップは無理だと思ってきたのですが、昨年のコンフェデレーションズ・カップで見たワントップ、ツーシャドウの形が良かったので、もう一度トライする価値はあるのではないでしょうか。その時は柳沢のワントップ、小笠原、中村のシャドウだったので、その応用的なフォーメーションとも言えます。肝心なのはワントップを孤立させないように小野、長谷部が必ずトップに絡んでいくこと。どうしてもあと一点欲しい時は稲本(今野)に変えて、スーパーサブとして切り札になり得る大黒やスピードのある大久保、玉田と交代、トップにあげて攻める。

◆4-2-2にしろ4-3-3にしろ、右の起点に俊輔、左の起点に松井をもってきたい、というのが肝心な点です。セルティック、ルマンでも実際にそういった使われ方をしてますし、攻撃面ではかなり効果的なハズです。
◆長い間日本に貢献してきた中田英と宮本は実績と経験、精神的な支柱としてもちろん評価しているのですが、あえて違うプレイヤーも見てみたいという願望と、二人とも最近少しプレーの質が落ちてきているかなぁ? と感じるからです。

といろいろ書いてきましたが、こういったフォーメーションのことよりも、気になるのがディフェンスラインを下げすぎていること。これはジーコが宮本を余らせてリベロ的なポジションを要求しているせいなのかもしれませんが、どうしても宮本をリベロ的に使うのであれば、中沢の前で仕事をさせるようにすれば、もっとアグレッシヴなディフェンスができて面白いと思います。ディフェンス・ラインが深くなりすぎると中盤の間にスペースができてしまい(最近バイタル・エリアなんて言われるようになりました)そこを突かれて悪い形になってしまうことがけっこうあります。押されてくるとどうしてもディフェンス・ラインは下がってしまいがちなのですが、そこで勇気を持ってラインをぐっと上げられる強さを持って欲しいと思います。長くなりましたが、こんな戦術論を書くことはこの先ないでしょう、多分。

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